armarium 

アクセサリー作家 “ カンダ チナツ ” の 作品と日々
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現在、名古屋・大須の Sipka と原宿の A STORY
同時開催中の展示、 『13 Stories 』。(*詳細は前出の記事にて)
童話をモチーフにしたこの展示、お陰さまで盛況とのこと!!

ご来店頂きました皆さま、
そして各ショップオーナーやスタッフの皆さま、
本当にありがとうございます!! 

armariumが題材に選んだ童話は、
メーテルリンクの「L' OISEAU BLEU(青い鳥)」。
チルチルとミチルが幸せの青い鳥を探しに行くという、
あの物語です。


あまり知られていないことですが、
実は「青い鳥」は舞台脚本なのです。
なので本を開くとまず衣装設定から始まり、
そこから作品のイメージがむくむく湧いてくる!
それが、この物語を選んだ大きな理由のひとつとなりました。

また登場する役名も、
「時」「パン」「夜のかおりたち」「菩提樹」「鬼火たち」など、
ユニークなものばかり!
そして劇中には、様々な「幸福たち」が登場します。

例えば「太りかえった幸福たち」。
そのなかには
“虚栄に満ち足りた幸福”、“ひもじくないのに食べる幸福”、
“何もしない幸福”などがいて、
偽りの幸福の虚しさを、作者のメーテルリンクが揶揄しています。

反対に「家の中の幸福たち」「小さな子供の幸福たち」
「大きな喜びたち」なんかもいて、
わたし達に、日々のささやかな幸せを教えてくれます。

それぞれの幸福の中でわたしが特に好きなのは、

“星の光り出すのを見る幸福”、
“両親を愛する幸福”、
“美しい物を見る喜び” など。

ステキでしょ?

皆さんが知る童話のラストは、
『探していた青い鳥は、実は二人が飼っていた鳥だった』…
曰く、『幸せはすぐ傍にある。それを見過ごさないで。』と
いうものだと思います。
でも原作のラストには、まだ続きがあるのです。


病気の隣の家の娘のために探していた、青い鳥。
青い鳥を手にした娘はすっかり健康を取り戻し、
チルチルとミチルと一緒に餌をやろうとします。
するとその手から青い鳥は逃げ出し、
チルチルは客席に向かって、こう問いかけるのです。

「どなたかあの鳥を見つけた方は、どうぞ僕たちに返して下さい。
  僕たち、幸福に暮らすために、
 いつかきっとあの鳥が入り用になるでしょうから。」

…………


幸せは身近に溢れているけれど、
その幸せはまた、簡単にすり抜けても行く。
だからこそ人生は、厳しく美しい。
この童話からわたしなりに、そんなメッセージを受け取りました。

ささやかな幸せに、常に耳を澄ませていたい。
挫けたときにはまた、新たな幸せを探し出す「強さ」を持っていたい。
そんな風にも思いました。

作者のメーテルリンクは詩人、劇作家であると同時に、
哲学者でもあります。
子供を主人公にしたこの童話劇のなかにも、
人生哲学や深いメッセージが込められています。
今回の展示にあたってこの童話を選んだのには、
そんな理由があるのです。


もし機会があれば皆さんも、「青い鳥」を読んでみて下さいね。
そして、そんなことを想いながら作った作品を、
見て頂けると嬉しいです。
ぜひSipkaA STORY店頭に、足をお運び下さいね♪


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今回ご紹介するのは、こちらの彫金・新シリーズにお付けしている、 
ブランドカードについて♪ 

アクセサリーを納めるケースやカードも“デザインの一部”と
考えているので、 かなりのこだわりを持って作ってみました! 


既存のハンドメイドシリーズとの差別化を図ろうと、 
これまでのロゴに額のような縁取りを付けることを決め、 
そのイラストをお願いしたのは『Kengo Morii』氏。 
彼の美しい線描が大好きで、
「どうしても!」と無理を聞き届けていただきましたぴかぴか(新しい) 


ヴィクトリア時代の定番モチーフである“ヴィクトリアンハンド”から 
湧き出るように咲き乱れるのは、ライラックの花。 
わたし自身子供の頃から大好きな花だったので、
ラフを拝見したときは大興奮! 

「実は一輪だけ、5弁のリラが描いてあるんです。 
5弁花は非常に珍しく“ラッキーライラック”と言って
幸運のシンボルらしいですよ。
 チナツさんとarmarium、そしてお客様に。」 

というニクいお言葉は、Morii 氏の談。
素敵なMorii 氏の作品は、彼のHPでもご覧いただけます♪ 
http://kengomorii.com 



またその原画を元に、 プロのwebデザイナーとして活躍し、 
armariumのアシスタントも務める
『島中 万喜』の手によって完成した 
カラーヴァージョンは、華やかな中にもアンティークを思わせる 
“枯れた色合い”にこだわっています。 


このブランドカード、実は裏面に、
アクセサリーに込めたメッセージが書かれているんです。
そちらのご紹介は、また次回に。

お楽しみに!
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